「自分でやった方が早い」「人を雇う余裕はない」
けれど、“秘書的なサポート”を外注する価値はあるのではないでしょうか。
今回は、なぜ「秘書を雇うほどじゃない」と思っている方にこそ、業務の一部を外注すべきなのかを深掘りしてお伝えします。
1.秘書=フルタイム採用ではない時代に
「秘書」と聞くと、フルタイムで雇用し、月給を支払うイメージがあるかもしれません。
しかし今は、必要なときに必要な分だけ頼める“オンライン秘書”や“事務代行”が一般的になりつつあります。
たとえばこんな依頼ができます:
- 月1〜2回の請求書・見積書の作成や送付
- 顧客との日程調整や会食手配
- 展示会やセミナー後のお礼メール・リード管理
- メールの整理や簡単な調査業務
こうした業務を1時間単位・スポットで依頼することも可能なのです。
2. 自分でやるにはコストが意外とかかる
「自分でできる」と言っても、それにかかる時間や気力を見積もっていますか?
- 請求書を1件送るのに15分
- 会食のお店を探して予約まで30分
- 展示会で溜まった名刺データの整理に2時間
- クライアントとの日程調整メールに往復5通以上
これらは決して“考える必要のない業務”ですが、実行には意外と時間と集中力を奪われます。

結果、次のようなケースが多いかもしれません。
「やらなきゃ…」と思いながら数日後回し
→ 深夜や週末に一気に処理
→ 本来考えるべき企画や経営判断が後回し
→ 気づいたら何となく疲弊している…
こうした業務に時間を取られることで、気づかないうちに“考える余白”が減ってしまうこともあります。
3.「任せる」ことで余白が生まれる
人に仕事をお願いすることがあまりない経営者の方は、つい「自分でやったほうが早いかな」と思ってしまうこともありますよね。でも、そういった業務を誰かにお任せすることで、新しい発想が生まれたり、大切なことに集中できたりすることもあります。
たとえば、メールの返信や資料作成など、「他の人でも進められること」をサポートしてもらうことで、経営者の方自身は「判断」や「方向性を考える時間」にゆとりを持てるようになります。
それはただ時間を空けるというよりも、「心の余裕」や「考えるスペース」を整えるようなイメージです。
まとめ
「秘書を雇う」のではなく、「仕組みを持つ」感覚。
「雇用」というリスクを取らずに、
「外注」という柔軟さで、
「成果」を最大化する選択。
もし、ほんの少しの業務を誰かにお願いできたら、気持ちにゆとりが生まれたり、もっと大切なことに集中できたりするかもしれません。
あなたの時間は、あなたにしかできない仕事のために。
小さなアウトソーシングが、思っている以上に大きな一歩になることもあるかもしれません。