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バックオフィス代行の相場はなぜ違う?時給1,200円と時給4,000円の違いを解説

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「そろそろ事務を誰かにお願いしたい」

そう思い、バックオフィス代行やオンライン秘書を探し始めると、多くの経営者が最初に驚くことがあります。それは、料金の幅です。

時給1,200円の方もいれば、時給4,000円以上の方もいる。

同じように「オンライン秘書」「事務代行」「バックオフィスサポート」と書かれているのに、なぜこれほど価格差があるのでしょうか。そして、もっと悩ましいのは、「結局、自社にはどのレベルの人材が必要なのか分からない」ということです。

実際、経営者の方とお話ししていると、「安い人を選んで失敗した」。「思ったより指示が必要だった」、「結局、自分の仕事が増えた」という声をよく耳にします。

今日は、バックオフィス代行やオンライン秘書を探している経営者の方に向けて、時給による違いと人材選びの考え方についてお話ししたいと思います。

バックオフィス代行の相場はなぜこんなに違うのか

電卓と紙幣で料金相場をイメージした様子

まず知っておきたいのは、バックオフィス代行は「全て同じサービス」ではないということです。

例えば、

  • データ入力
  • 名簿整理
  • スプレッドシートへの転記

これもバックオフィス業務です。

一方で、

  • 請求書発行
  • 顧客管理
  • スケジュール調整
  • 業務フロー改善
  • マニュアル整備

これもバックオフィス業務です。

さらに、

  • 業務改善提案
  • チーム管理
  • プロジェクト進行
  • 業務設計

まで対応できる人もいます。

同じ「バックオフィスサービス」でも、求められる経験・判断力・責任範囲が大きく異なるため、料金差が生まれているのです。

次からは金額感別に依頼できる業務範囲を纏めてみます。

時給1,200円〜1,800円の人材に依頼できる仕事

この価格帯は、比較的スタートしやすい層です。

時給1,200円〜1,800円の人材に依頼できる仕事
  • データ入力
  • リスト作成
  • 転記作業
  • マニュアルに沿った事務処理
  • 請求書・見積書の作成補助
  • 経費精算の入力
  • ECサイトの商品登録
  • 顧客情報の管理・更新
  • 会議議事録の作成
  • スケジュール登録 など

これらの業務は、手順やルールが決まっていることが多く、丁寧に進める力が求められます。

もちろん、この価格帯でも非常に優秀な方はたくさんいます。

ただし、

  • 業務の優先順位を自分で判断する
  • 社長の意図を汲み取って先回りする
  • 業務改善を提案する

といった役割まで期待する場合は、少しミスマッチになることもあります。「任せられる」と「自走できる」は違うということです。この価格帯では、「何をするのか」「どこまでやるのか」「優先順位は何か」を明確に伝える必要があります。

つまり、指示を出す人が必要ということです。

時給2,000円〜3,000円の人材に依頼できる仕事

この価格帯になると、一般的なオンライン秘書やバックオフィス経験者が増えてきます。

単純作業だけではなく、ある程度の判断を伴う業務や、複数の業務を並行して進める仕事も依頼しやすくなります。

時給2,000円〜3,000円の人材に依頼できる仕事
  • スケジュール管理
  • メール対応
  • 顧客管理
  • 請求書発行・入金確認
  • 資料作成
  • オンライン会議の日程調整
  • 顧客からの問い合わせ対応
  • 契約書作成補助
  • 採用応募者との連絡調整

上記のように、バックオフィス業務を一通り任せられるケースが多くなります。

また、「以前も同じ業務を担当していました」という経験値があるため、説明コストも下がります。経営者目線では、最も費用対効果を感じやすい層かもしれません。

時給4,000円の人材に依頼できる仕事

時給4,000円以上になると、「高いな」と感じる方もいると思います。でも実は、経営者が買っているものは作業ではありません。「判断力」です。

時給4,000円の人材に依頼できる仕事
  • 業務フローの設計・改善
  • マニュアル作成と運用管理
  • プロジェクト進行管理
  • チームメンバーへの業務割り振り
  • 採用業務のサポート
  • オンボーディング体制の構築
  • 外注先・業務委託メンバーの管理
  • KPI管理
  • 会議運営と議事録管理
  • 業務課題の洗い出し
  • 業務改善提案

例えば、「請求書を発行してください」と言われて動く人と、「今月の請求書、来週発行ですね。先方との契約内容が変更になっているので確認しておきます」と先回りする人。

完成する請求書は同じかもしれません。でも、社長が使うエネルギーはまったく違います。本当に優秀なオンライン秘書は「社長が忘れていること」を覚えています。

優秀なバックオフィス人材の特徴

ノートパソコンで業務を進めるオンライン秘書の様子

優秀なバックオフィス人材の特徴は仕事が早いことではありません。

「社長が忘れていることを覚えている人材」です。

例えば、

  • 契約更新が近づいています。
  • この請求書、まだ届いていません。
  • この業務、そろそろ整理しませんか。
  • この作業はマニュアル化できそうです。

こうした声かけがあるだけで、経営者の頭の中は驚くほど軽くなります。実際、多くの社長が不足しているのは「作業力」ではありません。

考える余白です。

安い人が高くつくこともある。

時給1,500円。

一見すると安く見えます。

でも、「毎回指示を出す」、「進捗確認をする」、「フォローをする」となるとどうでしょうか。

もし経営者の時給が5,000円なら、1時間の確認作業で5,000円分のコストが発生しています。結果として、時給3,000円の人に任せた方が安かったということも珍しくありません。

経営者が探すべきは「作業者」か「右腕」か

バックオフィス代行を探す時、本当に考えるべきなのは予算ではなく、まずは、「ご自分は何を求めているのか」を整理することです。

手を動かしてほしい自走してほしい右腕になってほしい
入力顧客管理業務改善
転記請求業務業務設計
事務処理メール対応仕組み化
商品登録資料作成チーム管理
低価格帯でも十分
(1,200〜1,800円)
中価格帯がおすすめ
(2,000〜3,000円)
高価格帯の価値が活きる
(4,000円〜)

時給ではなく「経営者の時間」で考える

バックオフィス代行やオンライン秘書を選ぶとき、多くの人は「いくらか」で比較します。でも本当に見るべきなのは、その人が何時間の経営者時間を生み出してくれるかです。

月3万円高くても、毎月10時間の時間が生まれるなら、営業や採用、経営判断に使える時間が増えるなら、その投資は十分回収できるかもしれません。

まとめ

バックオフィス代行の相場は幅広く、オンライン秘書の料金もさまざまです。しかし、価格差の本質はスキルだけではありません。

  • 指示が必要なのか
  • 自走できるのか
  • 提案できるのか
  • 判断できるのか

その違いが価格に反映されています。

だからこそ、「安いか高いか」ではなく、「どこまで任せたいか」で選ぶことが大切です。もし今、「事務をお願いしたいけれど、どんな人を選べばいいか分からない」と感じているなら、このように考えてみてはいかがでしょうか。

「あなたが必要としているのは、作業者でしょうか。それとも、経営を支える右腕でしょうか。」

その答えが見つかると、人材選びの基準も大きく変わるかと思います。