You are currently viewing 事務代行は月額契約と時給契約どちらがおすすめ?メリット・デメリットを徹底比較

事務代行は月額契約と時給契約どちらがおすすめ?メリット・デメリットを徹底比較

  • 投稿カテゴリー:記事

「事務代行をお願いしたいけれど、月額契約と時間契約(時給制)のどちらがいいのだろう?」

これは、実際に依頼する側は悩まれることだと思います。

事務代行やオンライン秘書のサービスを探していると、「月額5万円」「時給2,500円」「月30時間プラン」など、さまざまな料金体系があり、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

どちらが良いかは会社の状況や依頼したい業務によって異なります。料金だけで選んでしまうと、「思ったより費用がかかった」「依頼しづらくなってしまった」と後悔するケースも発生するかもしれません。

思っていたのと違った!を防ぐために、この記事では、それぞれのメリット・デメリットや、どんな企業に向いているのかを分かりやすく解説します。

時間契約(時給制)の特徴

時計とパソコンで時間契約をイメージした様子

時間契約(時給制)は、必要な時間だけ依頼できるため、初めて事務代行を利用する企業や、単発の業務を依頼したい場合に選ばれることが多い契約形態です。

時給相場の記事はこちらから

バックオフィス代行の相場はなぜ違う?時給1,200円と時給4,000円の違いを解説時給1,200円と4,000円の違いから、依頼できる業務と人材選びのポイントを解説します。

一方で、依頼する業務の内容によっては、想定よりも時間がかかることもあります。まずは、時間制のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

メリットデメリット
  • 必要な分だけ依頼できる
  • 初めてでも依頼しやすい
  • 1時間から依頼できる
  • 単発の仕事を任せやすい
  • 業務量が増えると費用も増える
  • 「この作業もお願いしていいかな?」と依頼を遠慮しやすい
  • 毎月の費用が読みにくい

月額契約の特徴

毎月発生する定型的な業務がある会社や、バックオフィスを長期的に任せたい会社には、月額契約がおすすめです。

また、月額契約は秘書側との信頼関係を育てやすい契約でもあります。業務を継続して担当してもらうことの意思表示でもありますし、秘書側も会社のルールや業務フローへの理解が深まり、「説明してもらう時間」が少なくなるため、結果として業務効率の向上にもつながります。

メリットデメリット
  • 毎月の予算を立てやすい
  • 継続業務を任せやすい
  • 業務理解が深まり、説明の手間が減る
  • 「相談」もしやすい関係になりやすい
  • 毎月一定の費用がかかる
  • 業務量が少ない月は割高に感じることもある

こんな会社は時間契約(時給制)がおすすめ

時間契約(時給制)は、業務量や依頼内容がある程度決まっている会社に向いています。

「必要な時間だけ依頼したい」「まずは少しだけお願いしてみたい」という場合は、コストを抑えながら利用できるため、導入しやすい契約形態です。

以下のようなケースでは、時間契約がおすすめです。

創業したばかり

創業直後は、毎月発生する業務量がまだ安定していない企業も多いでしょう。

  • 「まずは請求書の作成だけお願いしたい」
  • 「月に数時間だけ事務作業を任せたい」

といった場合は、時間契約の方が無駄なコストをかけずに利用できます。

月によって業務量が変わる

繁忙期と閑散期の差が大きい企業も、時間契約と相性が良いです。

例えば、

  • 月末だけ請求業務が増える
  • 展示会やイベント前だけ事務作業が増える
  • 決算期だけ経理業務が増える

など、必要なときだけ依頼できるため、コストを最適化できます。

単発業務が多い

「一度だけお願いしたい」という業務も、時間契約が向いています。

例えば、

  • 名刺データの入力
  • リスト作成
  • 資料の修正
  • データ整理
  • 商品登録
  • マニュアル作成の補助

など、作業内容や業務量が明確な仕事であれば、時間契約の方が効率的です。

こんな会社は月額契約がおすすめ

月額契約は、毎月発生するバックオフィス業務がある会社におすすめです。

バックオフィス業務は、一度お願いして終わりではなく、毎月・毎週繰り返し発生する仕事が多くあります。

例えば、

  • 請求書の発行
  • メール対応
  • 案件管理
  • 顧客情報の管理
  • 給与計算

などは、継続的な対応が必要な業務です。

このような業務を毎回スポットで依頼すると、その都度説明や認識合わせが必要になり、かえって手間が増えてしまうこともあります。

月額契約で継続して担当してもらうことで、会社のルールや業務フローへの理解が深まり、毎回細かく説明しなくてもスムーズに業務を進められるようになります。

以下のようなケースでは、月額契約がおすすめです。

毎月同じ業務が発生する

毎月決まったタイミングで発生する業務は、月額契約との相性が非常に良いです。

担当者が業務の流れを理解しているため、依頼する側の負担も少なくなり、安心して任せられるようになります。

例えば、

  • メール対応
  • スケジュール管理
  • 顧客情報(CRM)の更新
  • 採用応募者との日程調整
  • ECサイトの商品登録・在庫管理

このように、毎月・毎週繰り返し発生する業務は、担当者が会社のルールや仕事の流れを理解していることで、毎回説明する手間が減り、よりスムーズに進められるようになります。

給与計算・請求書発行・経理などの定期業務がある

これらの業務は、期限を守ることが重要です。

毎月継続して担当することで、

  • 「そろそろ給与計算ですね」
  • 「請求書を発行する時期ですね」

など、先回りして対応できるようになるため、経営者がスケジュールを管理する負担も軽減されます。

長く任せたい

バックオフィス業務は、長く担当するほど会社への理解が深まります。

担当者が変わるたびに業務を説明し直す必要がなくなり、相談もしやすい関係を築くことができます。

その結果、単なる「作業を依頼する相手」ではなく、会社を支えるパートナーとして伴走してもらえるようになります。

例えば、

  • 「この業務は毎月この順番で進めています」
  • 「この取引先はこの対応が必要です」
  • 「社長はこのような進め方を好みます」

といった細かな情報まで共有されるため、確認や説明にかかる時間が少なくなり、よりスムーズに業務を進められるようになります。

バックオフィスを仕組み化したい

月額契約の大きなメリットは、「作業をお願いする」だけで終わらないことです。

継続して関わることで、担当者が会社の業務内容や課題を理解し、日々の業務の中で改善点にも気づけるようになります。

例えば、

  • 業務マニュアルの作成・更新
  • 情報共有のルールづくり
  • 業務フローの整理・見直し
  • 属人化している業務の引き継ぎ体制の構築
  • 定型業務のテンプレート化

など、会社全体の業務がスムーズに回る仕組みづくりまでサポートをお願いできるようになります。

それぞれの特徴のまとめ

比較項目時間契約(時給制)月額契約
向いている業務単発・作業量が決まっている業務継続的なバックオフィス業務
費用利用時間に応じて変動毎月一定
相談のしやすさ遠慮しやすい気軽に相談しやすい
キャッチアップ期間時間に応じて費用が発生契約内で進めやすい
おすすめの企業創業直後・スポット依頼継続的に外注したい企業

おすすめは「月額固定契約」

カレンダーで月額契約の定期業務をイメージした様子

「時間制と月額制、どちらがおすすめですか?」

と聞かれることがありますが、私自身は継続して依頼するのであれば、月額固定契約をおすすめしています。

その理由は、稼働に応じた費用を意識する必要がないからです。

例えば、

  • 業務フローを確認する
  • 社内ルールを覚える
  • 過去の経緯を理解する
  • 認識のすり合わせを行う
  • 修正を行う

など、上記のような時間は、どんな事務代行やオンライン秘書でも必ず発生します。

時間制の場合は全ての実働が稼働時間として積み重なるため、依頼する側は

「これも伝えたおいた方がいいのかな」
「修正をお願いすると時間が増えてしまうかな」

と遠慮してしまうことがあります。

それは稼働する側も同じで、聞きたいことを遠慮してしまう事態が発生しかねません。その結果、本来相談した方が良いことまで伝えられず、かえって業務効率が下がってしまうケースもあるかもしれません。

一方、月額固定契約であれば、最初のキャッチアップ期間も含めて伴走しながら進めやすく、お互いに遠慮なくコミュニケーションを取りやすくなります。長くお付き合いするほど業務理解も深まり、「説明する時間」が減っていくため、結果的に生産性向上にもつながります。

もちろん、初めて依頼する場合や単発業務であれば、まずは時間制で相性を確認する方法もおすすめです。

しかし、毎月発生するバックオフィス業務を任せたいのであれば、月額固定契約の方が、経営者にとっても心理的な負担が少なく、安心して相談できる関係を築きやすいと感じています。

失敗しないための依頼ステップ

事務代行やオンライン秘書を初めて依頼する場合は、いきなり長時間の契約を結ぶのではなく、まずは小さくスタートすることをおすすめします。

例えば、最初から月50時間の契約を結ぶのではなく、10時間程度から始めてみると安心です。その期間で確認したいのは、作業スピードだけではありません。

  • コミュニケーションはスムーズか
  • レスポンスは早いか
  • 報告・連絡・相談が適切に行われるか
  • 指示の意図を理解して動いてくれるか
  • 安心して仕事を任せられるか

上記のような点は、実際に一緒に仕事をしてみないと分からないことが多くあります。

逆に、事務代行やオンライン秘書側にとっても、会社の業務フローやルールを理解するためには一定の時間が必要です。

そのため、お互いに無理のない範囲でスタートし、「この方なら長くお願いしたい」「この会社なら長くお手伝いしたい」と思えたタイミングで、契約時間を増やしていくのがおすすめです。

長く良い関係を築くためにも、最初はスモールスタートで、お互いを知る期間を設けることが成功への近道だと感じています。

スタートするまでのステップ

ステップ内容
STEP1月5〜10時間程度の小さな業務からスタートする
STEP2コミュニケーションや仕事の進め方、お互いの相性を確認する
STEP3毎月発生する定型業務を少しずつ任せる
STEP4信頼関係ができたら契約時間を増やし、業務改善や仕組みづくりまで任せる

まとめ

事務代行やオンライン秘書を依頼する際に大切なのは、自社の業務内容や依頼したい役割に合わせて契約形態を選ぶことです。

時間契約は、作業量が決まっている業務や、まずは試してみたい場合に適しています。一方で、毎月発生するバックオフィス業務や、長期的に伴走してほしい場合は、月額契約の方が相談しやすく、継続的なサポートを受けやすいでしょう。

また、初めて依頼する場合は、いきなり大きな契約を結ぶのではなく、5〜10時間程度のスモールスタートがおすすめです。実際に一緒に仕事を進めながら、お互いの相性やコミュニケーション、仕事の進め方を確認することで、安心して長くお付き合いできるパートナーを見つけやすくなります。

事務代行は、単に作業を外注することが目的ではありません。経営者が本来取り組むべき業務に集中できる環境をつくり、会社の成長を支える大切なパートナーです。

料金だけで判断するのではなく、「この人と長く一緒に仕事ができるか」という視点も大切にしながら、自社に合った事務代行・オンライン秘書を選んでみてください。

こちらの記事も読まれています!

事務代行フリーランス相場について知る!料金の実態を解説します。事務代行フリーランスの料金相場や、依頼前に確認したいポイントを分かりやすく解説します。